2016年7月11日月曜日

【シリカ製作動画】その3 表面処理編2


ガレージキットの素材はレジンキャストという無発泡ウレタン樹脂です。凝固する際に空気が入っていたりするとパーツに気泡ができたりします。いわゆる「業者抜き」の品質がイイのは、レジンキャストのA液、B液を真空脱泡機や真空注型機で脱泡してたりするからです(真空脱泡機、注型機は結構なお値段)。それでも気泡が出来てしまう事もあり、処理しなくてはなりません。

今回使用する工具
ペーパーがけをしていると穴が出てくる事があります、レジンキャストが効果する際に内部に気泡が残ってしまった場合です。穴が出てきてしまったら埋めなくてはなりません。僕が普段使っているのはシアノンという白い瞬間接着剤に瞬間接着パテの粉だけを追加したものです。瞬間接着パテに入っている硬化剤(たぶん瞬着)は紫色なので、そのまま使うとせっかくの白いレジンがまだら模様になってしまいます。これではサフレス塗装の下地に使えません。そこで白い瞬着であるシアノンの出番です。ペーパーがけの最中に出てきたばかりの気泡は奥がさらに広い場合が多いのでピンバイスを使って穴を広げてからシアノン+瞬間接着パテの粉(通称アルテコ粉)を充填します。この際に瞬着硬化スプレーを使ってもいいのですが、放置しておいても短い時間で硬化します。完全硬化前にナイフで粗削りをしておくとよいでしょう。シアノンだけだと完全硬化するとかなり硬いんですけど、アルテコ粉を混ぜる事でサクサクと削れるレジンに近い硬さになります。また色も白レジンとほぼ変わらない色になるため、サフレス塗装の下地としても問題ありません。

スジ彫りについて



ガレキは最近のガンプラなどと違って1つのパーツに複数の色を塗装しなければなりません。そこで必須なのが塗り分け。エアブラシでの塗り分けで一般的なのがマスキングテープを使ったマスキングです。この色の境目を綺麗に仕上げるために色の境目にスジ彫りをしています。マスキングを楽にするという側面もあります(詳しくはその8 塗装編5も参照)。


スジ彫りにはタガネと目立てヤスリを使います。詳しくは上図参照。目立てヤスリで浅く彫り込んだらタガネで整えるという感じでしょうか。段差がはっきりしている部分ならいきなりタガネでもOKです。

パーツの洗浄について

パーツの洗浄をパーツチェックの後、表面処理の前にもやる派、表面処理が終わってから塗装前にだけやる派と大きく分けて二大派閥があります(ぇ 僕個人は表面処理の後派です、なぜなら、ペーパーがけなど処理を行って削りかすなどが出るので、それをまとめて洗った方がいいじゃないかという考えからです。確かにパーツ洗浄には2つの側面があります、1つは離型剤を落として塗料が乗りやすくする役目、もう1つが表面処理で付着した汚れや削りカスを落とす役目です。特に離型剤はしっかり落とす事が大切で、残っていると塗料がはじかれてマスキングテープをはがす時に塗膜ごとはがれてしまうこともあります。念には念を入れて二度洗浄するのも、これを防止するためには非常に有効です。お手軽ですが確実なのは粉クレンザーに中性洗剤を混ぜてペースト状にし、それを歯ブラシにつけてパーツをゴシゴシこする方法です。これはパーツ表面に粉クレンザーが微小な傷をつけ塗料のくいつきを強化する役割も担っています。僕は超音波洗浄器を使用しています。中性洗剤を少し入れてからパーツを投入して約6分。取り出したら水で洗い流して終わりです。テカテカと光るくらいパーツに離型剤が付着している場合は前述の粉クレンザー+中性洗剤ペーストを使います。

軸打ちについて

軸打ちは基本的に1mm真鍮線を使っています。細い部分は0.5mmを使ったり、キットの重さがかかる部分には2mmや3mmを使うこともあります。3mmは切断がかなり大変なので2mmくらいまでにしておくのが良いでしょう。また金属を切断するニッパーは別に用意しましょう。刃がすぐに痛みますので、決して高価な模型用ニッパーは使わないように。

パーツに持ち手をつけたらいよいよ塗装の準備完了です!いよいよ塗装に入ります!

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