2016年7月21日木曜日

【シリカ製作動画】その7 塗装編4


今回は塗料の相性についてとグラデーション塗装についてです。グラデーションは奥が深い。赤系とか青系とか隠ぺい力の違いなんかも考慮しつつ、どうやってグラデーション塗装をするか考えるのもガレキ製作の楽しみ。


今回使用した工具

塗料の種類と相性

塗料の種類と相性1
 塗料の種類はざっとこんな感じです。この他にもガンダムマーカーを代表とするアルコール系の塗料もありますが、ちょっと横に置いておきます(今書きながら思い出したので…)。ラッカー系塗料は強力です。他の塗料の塗膜を侵します。なのでラッカー系塗料は一番最初に使います。 ラッカー系塗料の上にラッカー系塗料を重ねると、エアブラシならまだ吹いたそばから溶剤が揮発していくのであまり侵されている感じがわかりませんが、筆塗りだとはっきりわかります。同じところを何度もなぞって塗ると下の色が出てきます。この塗料の相性を利用することで、弱い塗料を強い塗料の上に塗り、はみ出しなどを溶剤でふき取るという事が可能になります。以前に紹介したエナメル塗料で細かいところを塗って、はみ出しはエナメルシンナーでふき取るというやつですね。つまりこういうこと(下図参照)。

塗料の種類と相性2
もしこの図の黒い部分がエナメル塗料だったとすると、ふき取る際に一緒に消えてしまいます。ここは筆で塗るからその手前まではラッカー系塗料とアクリル系塗料で頑張ろうとか考えないとなりません。ちなみにエナメル塗料をラッカーシンナーで薄めて以前使っていましたが、なぜかというとエナメルシンナーだと乾燥が遅いので、ラッカーシンナーで乾燥を早めていました。ただ多少なりとも下の塗膜をラッカーシンナーが侵しますので、エナメルシンナーでふき取るというのは難しくなります。完全に乾く前ならなんとか?
塗料の種類と相性3
基本的にふき取る事を前提にしているのであれば、生乾きの時にふき取った方が手間がかからないのでオススメです。完全に乾くとなかなかふき取れず、こすってしまうので、その為に下の塗膜に影響を及ぼす事があります。

グラデーション塗装について

僕が行うグラデーション塗装は大きく分けて3パターンあります。
  • サフレスの肌色のようにクリア系カラーを重ねて濃くしていくグラデ
  • 最初に暗い色を塗ってそのあと明るい色を重ねるグラデ
  • 最初に明るい色を吹いてから暗い色を重ねるグラデ
最初のものは簡単ですね、クリア系カラーは重ねれば重ねるほど濃い色になっていきます。僕の肌塗装はこれを利用して薄いオレンジを吹き重ねて肌の色の濃淡を作っています。2番目はガンプラなんかでもおなじみですね、極端な例だと黒をはじめに吹いて、そのあとで明るい色を影になる部分には少ししか吹かない様にして重ねていく方法です。通称:黒立ち上げ。ガンプラで有名なMAX渡辺氏のMAX塗りもこの黒立ち上げの一種です。3番目は隠ぺい力が弱い色でグラデーションをやりたい時に使います。例えば赤。下地としてピンクでグラデーションをかけます。このピンクは隠ぺい力が強いので黒立ち上げでグラデーションにするといいでしょう。ピンクのグラデーションが完成したら赤を均一に吹きつけます。赤は隠ぺい力が弱いので下のピンクのグラデーションが透けるのですが、赤と同一系統の色ですからピンクが濃いところがそのまま赤の濃い部分になって、結果的に赤のグラデーションに見えるのです。茶系色も赤と同様に隠ぺい力が弱い色もあるのでこの手法が使えます。この場合は茶色に白を混ぜたもので一度グラデーションを作ってその上に本来の茶色を吹くとよいです。アッガイのメインカラーとかですね。
ちなみに今回のシリカの髪の毛は2番目の手法ですね。濃い茶色を吹いてから明るい色を吹いてグラデーションにしています。

次回は瞳描きの直前までいきます!だんだん完成が見えてきました!!!

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